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社会科学
客家
エスニシティーの形成とその変遷
著者/編者 瀬川昌久
出版社 風響社
出版年 2021年
定価 本体3,600円+税

漢族の中の特異な下位集団として知られるは、古代漢族の純粋な末裔、優秀な人材の輩出母体として喧伝されることも多い。だが、そうしたイメージは、主に客家出身の研究者自身の学術研究を通じ、近代以降に形成されたものである。本書は、客家特殊論の構築過程を検証するとともに、それへの批判として形成された近年の客家研究をも対象化し、エスニシティーに関する言説の構築・解体過程と学術研究との関わりを分析する。

AUTHORS / EDITORS

著者略歴

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瀬川昌久
研究分野:文化人類学
東北大学東北アジア研究センター教授
博士(学術)(東京大学)
東京大学大学院社会学研究科博士課程退学

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