『歴史学のトリセツ』は、歴史学が科学として確立した19世紀から21世紀の今日に至るまでいかに変貌してきたかを概説した、いわゆる「史学史」の入門書として執筆されました。19世紀半ばにレオポルド・フォン・ランケが提唱した「科学としての歴史学」の諸特徴が、今日に至るまでいかなる挑戦を受け、変化したか/変化しなかったかを辿った一冊です。