第2回 才能を伸ばすコーチング
開催日:2010年1月22日(金)18:00~19:45
会 場:せんだいメディアテーク1Fオープンスクエア
「才能」は生まれもった素質で決まってしまうのでしょうか?実はそうではないんです。スポーツ、音楽、芸術、科学など様々な領域のエキスパートの体験の中に、誰もが秘めている才能を引き出すヒントがかくされています。ひとつのヒントは写真のブラジルのサッカー少年たちの遊びの風景、もう一つは、優れた指導者の実践の中に見つけることができます。優れた指導者はどのようにして相手の才能を伸ばしているのでしょうか?よい指導には何か特別な知識や技術が必要なのでしょうか?みんなで探ってみましょう。
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大学院教育情報学研究部・教育部の北村勝朗教授がコーチングについて解説したあと、実際にコーチングのヒントを感じられるよう、各テーブルでブロックを使ったゲームが行われました。学生や一般の方など100名を超える来場者が、真剣に意見を交わし、楽しそうに共同作業を行いました。最後に全体の質疑応答が行われ、和やかなサロンとなりました。
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北村 勝朗(きたむら かつろう) 東北大学大学院教育情報学研究部・教育部 教授
長野県生まれ。東北大学教育学部、東北大学大学院教育学研究科で学んだ後、東北大学教養部助手、東北大学教育学部助教授を経て2008年1月より現職。研究テーマは、①様々な領域の才能と熟達化の研究、②エキスパート指導者のコーチング研究、及び③練習や学習の質を高め実力を発揮するための心理的支援の実践研究。オリンピック選手やプロスポーツ選手、プロ音楽演奏家、高校・大学運動部、企業(人材育成、組織風土改革)などの心理的支援を実践している。2006年スポーツ心理学会学会賞(最優秀論文賞)受賞。主な共著に「理科大好き!の子どもを育てる」(2007 年、北大路書房)、「スポーツ心理学事典」(2008年、大修館書店)などがある。