第4回 公平な分配は社会にどう広がるのか ー コンピュータ・シミュレーションへの招待
開催日:2010年4月9日(金)18:00~19:45
会 場:東北大学附属図書館1Fメインフロア 

友達同士でケーキを分ける場合、たいていは半分ずつにします。なぜそうするのでしょうか。皆さんは「それが公平な分け方だからだ」と答えるかもしれません。それではなぜ人々はそれが公平だと考えるのでしょうか。人類が始まったときからそう考えていたのでしょうか。この疑問をコンピュータ・シミュレーションで解明します。

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「友達と2人でケーキを分けるとき、どのように分けますか。」という問いかけから、サロンは始まりました。人間はなぜ半分に分けるのか。社会で当たり前と思われていることについて、なぜそうなるのか、大学院文学研究科佐藤嘉倫教授が社会科学の視点からお話しをされました。そのあと、出席者は、各テーブルのパソコンにあるシミュレーションソフトを使い、実際に数値を入れていろいろなシミュレーション結果を体験しました。
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佐藤 嘉倫(さとう よしみち) 東北大学大学院文学研究科 教授
1957年東京生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学後、横浜市立大学商学部助教授、シカゴ大学・コーネル大学社会学部客員研究員を経て、現在東北大学ディスティングイッシュト・プロフェッサー。グローバルCOEプログラム・社会階層と不平等教育研究拠点の拠点リーダーも務める。研究テーマは、信頼の研究、社会階層と不平等の研究、社会変動の研究。趣味は、料理、ジャズ鑑賞、スキー、ギター(最後の2つは下手の横好き)。