第5回 見やすさ、使いやすさの科学 ー 教室でのコミュニケーションのヒント ー
開催日:2010年6月11日(金)18:00~19:45
会 場:東北大学附属図書館1Fメインフロア 

教師が学生・生徒へ教材・情報を見せる、これも教室でのコミュニケーションの一部です。そのとき学生・生徒は教材・情報の中のどこ・何を見ているのでしょうか?どのように見せられると見やすい、使いやすいと感じるのでしょうか?教育現場で利用が増えているeラーニング教材等を材料に、見やすさ、使いやすさのツボを探っていきましょう。

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学生が見やすい教材とは何か?ということを、科学的に分析するための装置が登場しました。野球帽のような形をしたヘッドギアで、装着した人の目の動きを正確に捉えるためのものです。実際に来場者の一人に付けてもらい、実験が行われました。また、他の来場者には、紙にプリントした写真の中で、自分の注意が集中する箇所を選んで印を付けてもらうという作業が課され、皆さん真剣に取り組んでおられました。
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熊井 正之(くまい まさゆき) 東北大学大学院教育情報学研究部・教育部 教授
東北大学大学院教育学研究科博士課程後期修了(博士、教育学)。日本学術振興会特別研究員、仙台市児童相談所心理、東北大学教育学部教務補佐員、東北大学大学院教育情報学研究部助教授を経て、2009年4月から現職。ISTU支援室副室長を兼務。現在の専門分野は教育情報学。もともとは障害児・者における行動調整の発達と障害を研究していたが、教務補佐のときに「ほっとママプロジェクト」を手伝ったのを契機に情報の領域、特にアクセシビリティやユーザビリティにも興味を持ち、領域融合的研究に取り組んでいます。