第17回 神話と首狩の宗教民族学
開催日:2012年7月13日(金)18:00~19:45
会 場:せんだいメディアテーク1Fオープンスクエア

仙台市小鶴新田にまつわる、悲しい死を遂げた女性の伝説。東インドネシアに伝わる、ココヤシから生まれた少女の神話。両者をつなぐ糸は?
東南アジアにみられた首狩習俗との関係をまじえ、宗教民族学の視点からお話しします。

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山田 仁史(やまだ ひとし) 東北大学大学院文学研究科 准教授
1972年仙台市生まれ。ミュンヘン大学ドクター・デア・フィロゾフィー(Dr. phil.)専攻は宗教民族学・神話学。
現代日本社会では不合理・非常識と思われるような事柄に、とても興味があります。人間はどんなことを考えどんな行動をしてきたのか。その多様性と共通性について、古今東西の民族・社会・文化を対象として研究しています。とくに台湾の原住民(先住民)を中心に東・東南アジアでフィールドワークに従事してきたほか、シベリアやオセアニアについてもおもに過去の民族誌から比較研究を進めています。