第19回 教育の世紀-日英教育の百年-
開催日:2012年12月14日(金)18:00~19:45
会 場:東北大学附属図書館本館1Fメインフロア

20世紀に日英の初中等義務教育は国民皆学を達成し、高等教育には英国で9割以上が、日本でも8割近くが在学するようになった。20世紀はまさに教育の世紀であった。1902年ロンドン市教員養成所(のちのロンドン大学教育研究院)の創立や、1907年創立の東北帝国大学が初代総長に教育者の澤柳政太郎を迎えたことは、その象徴であろう。本講座では日英教育の百年の辿りながら、両国の共通性と相違性を明らかにし、21世紀の教育を考えたい。

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宮腰 英一(みやこし えいいち)東北大学大学院教育学研究科・教育学部 教授
1953 年新潟県生まれ。東北大学大学院教育学研究科博士後期課程単位修得退学。専攻:比較教育学、教育行政学。東北大学助手、講師、助教授を経て平成10年より教授。博士(教育学)。平成21年度より23年度まで教育学研究科長・教育学部長を併任。現在、日本比較教育学会常任理事・同学会平塚賞運営委員会委員長、日本教育学会理事、日本教育行政学会理事などを務める。最近の主な研究テーマは、子ども・青少年行政の組織改革に関する日英比較、公私協働による教育改革の国際比較研究。著書『十九世紀英国の基金立文法学校-チャリティの伝統と変容-』(創文社2000年)など。学友会ボディービル部顧問。