第42回 動物と倫理学   
開催日:2016年7月15日(金)18:00~19:45
会 場:せんだいメディアテーク1Fオープンスクエア

人間にするのと同じような道徳的配慮を、人間以外の動物にもせよ、というのは極端な感じがしますが、動物は人間の好きなように扱ってよいというのもまた極端でしょう。では、人間と動物とのあいだにはどのような道徳的関係が(そしてなぜ)なりたちうるでしょうか?

村山 達也(むらやま たつや) 東北大学大学院文学研究科・准教授

1976年1月10日千葉県生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。専攻は哲学・倫理学。17~20世紀のフランスの哲学者たちと対話したりしなかったりしながら、自由、道徳、宗教、人生の意味……をめぐる哲学的・倫理学的問題について考えています(考えなかったりもします)。主要論文に「信仰への二つのたくらみ:「パスカルの賭け」をめぐって」、「ベルクソン『直接与件』における問題と実在」、「儚さと空しさと満たされなさと:人生の意味と死の関係についてのごく部分的な考察」など。