第46回 江戸時代の死の文化―為政者の死をめぐって  
開催日:2017年4月14日(金)18:00~19:45
会 場:せんだいメディアテーク1Fオープンスクエア

江戸時代の為政者の死は、社会にどんな影響をもたらしていたのでしょうか。当時、将軍などの 死に際して、社会に静粛を強制するお触れ=鳴物停止令が出されていました。本講演では、鳴物 停止令を素材に、為政者の死と社会との関係について考えます。<写真: 『御触書』巻12「御法事並鳴物停止等之部」(国立公文書館蔵)>

中川 学(なかがわ まなぶ) 東北大学高度教養教育・学生支援機構 准教授

1965年、仙台市生まれ。東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。
日本近世史専攻。江戸時代における為政者の死をめぐる政治・文化や宗教をめぐる紛争などを研究しています。主要著書として『近世の死と政治文化-鳴物停止と穢』(吉川弘文館、2009)、『仙台・江戸学叢書30 仙台藩の武士と儀礼』(南北社、2014)などがあります。