功利主義や正議論、徳倫理などベーシックな規範倫理学のアプローチと、社会心理学などを基にした行動倫理学のアプローチについて概説し、企業倫理(business ethics)の体系的理解を図る。さらに、過労死問題やLGBT等差別、原発事故など日本の企業社会の実情に即したケースを取り上げ、サステナビリティが重視される企業倫理の今日的課題に迫る。