美術作品には偽物がつきもの…ということは某テレビ番組の存在からもご存じだろう。けれども、美術史という研究の世界では、むしろ真偽を論じることはタブー視されているのが現実である。この意味からも本書は一石を投じる内容となっているが、他分野を専門とする方々からも好意的な感想が寄せられている。ぜひ手に取ってご覧いただければ幸いである。