メンタルヘルスの問題を抱えていても、専門家に援助要請しないことをサービス・ギャップという。本書は、うつ病治療をめぐるサービス・ギャップの問題と対策を検討した。専門家への援助要請を促進する要因を検討し、治療効果を理解することで援助要請が促されるかを検討した。ウェブサイトや人工知能といったICTを活用したオンライン心理支援サービスの開発と効果検証を行い、ICTの活用可能性を考察した。