講座の紹介:

私が所属する講座は、東北大学環境科学研究科の環境科学・政策論講座と東北大学文学研究科の科学技術社会論講座の合同講座です。担当は東北大学東北アジア研究センターに所属する明日香壽川(教授)と石井敦(准教授)です。指導できるテーマの例は下記のとおりですので、学生の方はお気軽にご相談ください。

指導可能なテーマの例

* アジア地域の国々が抱える環境問題およびエネルギー問題
* 地球温暖化対策などの環境エネルギー政策の国内外での制度設計
* 国際交渉・国内政策決定における科学と政治
* 国際環境協力の評価および制度設計
* 科学技術社会学と国際関係論の融合 (外交科学)
* 科学コミュニケーション
* 科学報道に関するメディア分析
* 炭素隔離技術のテクノロジーアセスメント

ゼミは授業期間中に毎週一回開催で、そこでは、学生が研究についての発表を行い、指導教員と学生がそれぞれに忌憚のない侃々諤々の議論を戦わせています。抽象的な概念を使うことも多い社会科学では、自分の研究を深化させるために他の人とコミュニケーションを図ることが必要です。そのためには、こうした腹を割った議論が唯一の道だと考えます。

学生の研究の進め方ですが、指導教員との共同研究で学会発表をする人、外国での勤務のために休学する人、アルバイトをしながら単独で学会発表をして業績を積み重ねている人、環境NGOのインターンとして環境政策の現場にぶつかっていく人など、本当にいろんなパターンの学生がいます。現代社会の特徴は多様な価値観にありますので、多様な研究の進め方を応援します。