東北大学東北アジア研究センター プロジェクト研究部門(2012年度~2015年度)

現代中国社会の変容に関する文化人類学研究ユニット

(Unit for a Anthropological Study on the Social Change in Modern China)


ユニット紹介

 本ユニットは、主に日本に在住している文化人類学的観点からの中国研究者たちを組織し、近年の経済発展、グローバル化、文化の資源化などの諸変化を背景に、親族・家族、民族・地方アイデンティティー、信仰・習俗等従来の文化人類学が主要な研究テーマとして扱ってきた対象がどのような変化を経験しつつあるのか、そしてまたそれに連動して、研究者の問題意識や研究手法がどのように変遷しつつあるのかを客観的に捉え直し、今後の中国研究についての新たな展望を開くことを目的としたものである。

 2012年度からの2年間は、これまで中国社会に関する文化人類学研究において主たる研究テーマのひとつであった「宗族」に焦点をあて、国内在住の9人の研究者からなる「現代宗族研究会」を組織して活動を行っている。また、その成果については、論文集『宗族と中国社会の現在―対象変化と研究視座の変遷をめぐる考察』として2013年度内の出版を予定している。 。

© 現代中国社会の変容に関する文化人類学研究ユニット