DELANEY ALYNE 〔デレーニ アリーン〕 東北大学東北アジア研究センター 日本・朝鮮半島研究分野・准教授 【専攻】 文化人類学、日本民族誌、沿岸文化 |
【略歴】
1993年5月 | セントポール マカレスター大学(米国ミネソタ州)卒業(人類学/日本研究学士) |
2003年4月 | ピッツバーグ大学大学院博士課程(米国)修了(文化人類学、アジア研究) |
2003年4月 | 漁業管理沿岸地域開発研究所(デンマーク、ヒルツハルス) ポスドク研究員 |
2007年7月 | オールボー大学プランニング学部(デンマーク) 助教 |
2008年7月 | 同上 准教授 |
2015年10月~2016年1月 | 東北大学東北アジア研究センター外国人研究員(客員准教授) |
2018年4月 | 東北大学東北アジア研究センター准教授 |
【業績】
⇒ 東北大学研究者データベース
⇒ researchmap
【学外での活動】
国際コモンズ研究協会にて職権上の理事を務める。
【連絡先】
〒980−8576 仙台市青葉区川内 東北大学東北アジア研究センター
TEL:(022)795−6079
FAX:(022)795−6079
【研究紹介】
沿岸地域における社会的持続可能性
沿岸部の人々は自分たちが住み、働く場所とつながっています。彼らの文化が地域環境との関わり方に影響を与えるように、環境も彼らの文化を形作る要因です。沿岸地域のコミュニティや文化を理解するためには、文化的特性に加えて歴史、経済、地域の環境条件を知らなければなりません。私は日本の沿岸部で長期的に民族学的フィールドワークを行い、人々の環境との関わり方(組織的に資源を管理する、海とのつながりに関係する儀式を行うなど)を研究しています。研究を通し、これまで住民を取り巻く社会や環境の変化(人口動態の変化、災害など)を垣間見ることができました。漁業人口の減少に端を発した私の初期研究テーマ、個人の自律性とアイデンティティの延長線上にあるテーマとして、現在は主に社会の持続可能性とレジリエンスの研究に取り組んでいます。
【主な研究テーマ】
● 日本を含む沿岸文化の環境人類学
● 社会的持続可能性と地域社会のレジリエンス
● 天然資源管理とガバナンス
● 災害人類学(例:3.11)
● 映像人類学
● 無形文化遺産
協力して夏場の仕事をする夫婦(七ヶ浜町)
東日本大震災(3.11)後に起きた東宮浜港の地盤沈下
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