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堀内 香里 〔ほりうち・かおり〕 東北大学東北アジア研究センター 東北アジア地域の環境・資源に関する研究連携ユニット・学術研究員 【専攻】 清代モンゴル史 |
【略歴】
2013年4月~2016年3月 東北大学東北アジア研究センター リサーチ・アシスタント
2019年3月 東北大学大学院環境科学研究科退学
2019年4月 東北大学東北アジア研究センター学術研究員
【業績】
⇒ 東北大学研究者データベース
⇒ researchmap
【研究紹介】
前近代モンゴルにおける遊牧移動を可能とする統治のメカニズムの解明
モンゴル国は民主化30年を前にして、新たな国史の叙述を模索している。2004年には民主化後初の『モンゴル国史』が政府の下で刊行された。チンギス・カン等の人物に関する評価は変わったものの、社会関係の考察においては唯物論的歴史観が色濃く残っている。それから15年の間、モンゴル内外の研究者は歴史の見直しを行ってきた。そうした中、私は前近代を貫通する統治の原理を解明することを目指している。この時代の共通性は、チンギス・カンから始まる貴族とその世襲的属民との統属関係という歴史的環境と遊牧という生業環境である。これらの環境に適した合理的な統治の様態を、膨大に残存する清代現地一次史料を用いて考察する。
【主な研究テーマ】
●前近代モンゴルの統治原理
●清代モンゴル社会における空間利用と管理
●モンゴル遊牧民社会における天災とその対応

『モンゴル人民共和国史』と『モンゴル国史』
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