野本 禎司 〔のもと・ていじ〕 東北大学東北アジア研究センター 上廣歴史資料学研究部門・助教 【専攻】 歴史学 日本近世史 地域史 |
【略歴】
2008年4月 杉並区教育委員会嘱託員(文化財担当)
2013年4月 公益財団法人德川記念財団専任研究員
2013年7月 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位修得退学
2017年3月 博士(社会学) 一橋大学(論文博士)
2017年4月 駒澤大学文学部非常勤講師
2019年4月 東北大学東北アジア研究センター助教
【業績】
⇒ 東北大学研究者データベース
⇒ researchmap
【教育活動】
駒澤大学(日本史特講)
【学外での活動】
狛江市史編さん専門調査員(2016~)
国立歴史民俗博物館共同研究員(2019~)
【連絡先】
〒980-8576 仙台市青葉区川内41
東北大学東北アジア研究センター
TEL・FAX:022-795-3140
【研究紹介】
江戸幕府はなぜ260年余り続いたか―近世日本の統治構造を明らかにする
江戸時代の「国家官僚」といえる旗本という存在の研究を通じて、江戸幕府の統治構造を追究している。国家官僚といっても言うまでもなく現代と違い、旗本は武家領主として徳川将軍から拝領した知行地をもとに官僚として職務を遂行していた。したがって、江戸幕府の統治体制の全体構造にアプローチするには、江戸幕府の官僚機構と領主支配のあり方を連関させて検討することが重要となる。また、江戸幕府の統治構造を捉える上では、その官僚制の特徴を、西洋の官僚制との比較だけでなく、東アジアの官僚制のあり方との比較も検討しながら追究することが不可欠と考えている。
【主な研究テーマ】
●旗本の領主支配と家臣団の再生産構造
●江戸と周辺地域の関係性とその史的展開
●幕府領における郡中惣代層の政治的活動
旗本が幕府役職就任時に提出する血判誓詞(江戸城多聞櫓文書、国立公文書館内閣文庫)。
名主らが建立した幕府代官の顕彰碑(山形県東根市)。
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