柳田 賢二 〔やなぎだ・けんじ〕 東北大学 東北アジア研究センター モンゴル・中央アジア研究分野・准教授 【専攻】 言語学 ロシア語学 言語接触の研究 |
【略歴】
1986年3月 | 東京大学 大学院人文科学研究科修士課程(露語露文学専攻)修了(文学修士) |
1989年3月 | 東京大学 大学院人文科学研究科博士課程(露語露文学専攻)単位満了退学 |
1992年4月 | 東北大学 専任講師 教養部 |
1993年4月 | 東北大学 専任講師 言語文化部 |
1995年4月 | 東北大学 助教授 言語文化部 |
1997年4月 | 東北大学 助教授 東北アジア研究センター |
2007年4月 | 東北大学東北アジア研究センター 准教授(職階名変更による) |
【業績】
⇒ 東北大学研究者データベース
⇒ researchmap
【教育活動】
学部講義(全学教育):
基礎ロシア語I・II
展開ロシア語I・II
展開ロシア語III・IV
大学院教育(環境科学研究科)
言語システム論
【連絡先】
〒980-8576 仙台市青葉区川内 東北大学東北アジア研究センター
FAX : (022)795-7638
【研究紹介】
中央アジア諸民族間共用語としてのロシア語の特徴と変容の研究
中央アジアでは様々な民族がモザイク状に住み、言語境界と国境線は一致しない。ソ連崩壊後20年を経ても多様な民族間の唯一の共通語として機能しているのはロシア語であり、それは民族語とのコードスイッチングという文脈で用いられる。現在、脱ロシア化・民族主義化の傾向に加え経済不振による教育の貧困化によりロシア語を解さない民族語単一話者の比率が高まっているが、それは同時に言葉の通じない同国人の増加でもある。中央アジアのロシア語がこの状況下でいかなる特徴を持ち、いかに変化するのか、今後いかなる地位を得るのか、あるいは衰退して消滅に至るのかを現地 調査に基づき研究している。
【主な研究テーマ】
● 言語接触と言語変容に関する研究
● 多言語使用とコードスイッチングの研究
● 現代ロシア語に関する音声学・音韻論的研究
中国語北方方言由来の言語を話すドゥンガン人の「文化の日」。キリル字で「文化」という語が書かれている。
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