入試情報

 
文化生態保全学研究室では学生地域環境の文化的伝統、保全実践などに関してフィールドワークに基づく調査研究をしたい学生を求めます。持続可能な社会のあり方について、ミクロな現場に立脚して考えることの可能性を考える学生を求めます。教員の専門は社会人類学・生態人類学であり、入試に際しては、この分野の基礎知識が求められますが、受験者のバックグラウンドは問いません。人文社会科学出身者はもちろんのこと、農学や工学などで社会を対象とした研究を行った方、社会人の方などを歓迎します。鍵となるのは、聞き取りや参与観察による調査を行いながら、環境問題を考えるという点です

進学ご希望、またお悩み中の方は研究室連絡先ご相談ください。問い合わせの際には現所属先・研究テーマなどについてもお聞かせください。

文化生態保全学研究室で大学院生生活を送るのは

  • 1)大学院入試においては、東北大学大学院環境科学研究科入試の「人文・社会科学系群」を選択し、そのなかの「専門科目」においては、「文化生態保全学分野」の専門科目を選択する必要があります。ここでは、主に社会人類学・文化人類学の専門的知識が求められます。専門科目以外には、外部試験(TOEICや日本語能力試験など)による外国語能力の証明(書類提出)と、口述試験があります。
  • 2)入学後は、環境科学研究科先端環境創成学専攻文化環境学コースが提供する授業カリキュラムに沿いながら、研究及び研究指導を受けることになります。従って、当該研究室に属する教員の授業を中心にしつつも、言語学・歴史学・思想史・国際関係論や経済学といった隣接する人文社会科学分野の幅広い基礎的な授業科目を履修することが求められています。その上で、自らの学位論文執筆に直接関わる研究に従事することになります。
  • 3)東北大学大学院においては文学研究科に文化人類学専攻が存在し、そこでも博士課程前期・後期の教育プログラムが提供されています。文化人類学専攻と連携し、それぞれの研究科の院生が相互に授業を受講できるようになっています。実際に、院生同士では共通の研究会なども行われています。
  • 4)環境科学研究科は東北大学青葉山キャンパスに事務組織などがありますが、文化生態保全学研究室は、その院生室も含めて川内キャンパスの東北アジア研究センター施設内にあります。東北アジア研究センターは、東アジア(中国・朝鮮半島・日本)と北アジア(モンゴル・ロシア)を研究対象にした地域研究の拠点です。この東北アジア研が所蔵する図書資料や、開催される講演会・セミナーやシンポジウムなどは、より幅広い多面的な研究環境を貴方の院生生活に提供することになるでしょう。

入試の基本情報

  • 博士課程前期と博士課程後期でそれぞれ若干名づつ学生を募集します。
  • 入試は秋期と春期の2回行われます。
  • 入試の単位は、推薦、一般選抜、社会人特別、外国人特別の4種あります。
  • 環境科学研究科ホームページからは過去の入試がダウンロードできます。
  • 受験希望者は詳細な情報も含めて、かならず環境研究科の入試情報を見てください。

進路情報

修了生・同窓生は、国立アイヌ民族博物館、龍谷大学、ノートルダム清心女子大学、内蒙古民族大学、国立民族学博物館、山口大学人文学部、九州大学など国内外のさまざまな大学や研究機関で活躍しています。

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