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シベリアの調査地において民俗写真展開催した高倉准教授に現地行政府から感謝状
2012年3月22日から24日にかけて、ロシア連邦サハ共和国エヴェノ・ブィタンタイ郡サクリール(バタガイ=アリタ)村で「日本人のみたトナカイ遊牧民:シベリア民俗写真を現地に戻して展示する試み」と題する写真展が行われました。
この村は高倉浩樹准教授が、1994-1997年に日本人初の本格的シベリア人類学調査を行った場所です。展示の趣旨は(1)研究資料としての写真を当地の人々に返却することで、彼らにとっての記憶と記録に変換する、(2)2008年にセンターが行った仙台市でのシベリア写真展において、来場者が書いた感想=「シベリアの手紙」を翻訳し現地に届ける事で、市民の間の文化交流を実施するというものでした。
多数の村人が来場し、地元のテレビ局や新聞でも取り上げられました。高倉准教授と、展示実施支援のため同行した本センター客員研究支援者千葉義人氏(空間デザイナー:千葉義人デザイン事務所)には、エヴェノ・ブィタンタイ郡の首長およびサクリール村から感謝状が発行されました。
この展示は、本センターのシベリアにおける人類生態と社会技術の相互作用研究ユニットによって企画実施されましたが、財団法人カシオ科学財団から支援などによって実現しました。
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