

仙台藩重臣遠藤家文書の調査研究

遠藤家文書は、仙台藩家臣であった遠藤家に所蔵された、中世から近代にかけての歴史資料群である。本研究では同資料群について調査・整理作業を実施し、同家の歴史および仙台藩政史や歴史研究の深化を試みるものである。2009年、白石市と「歴史資料保全のための地域連携研究」ユニットの合同で実施された遠藤家文書の調査では、中世文書、戦国大名の外交文書、近世・近代の遠藤家の知行支配に関わる文書、幕末維新期の遠藤充信関係資料など、歴史的価値の高い資料が多数確認された。これらの資料は、遠藤家の歴史のみならず、中世から近世にかけての伊達氏および仙台藩の外交や支配の実態、さらにはこれに関連する他の大名家の情勢を解明しうる可能性をもつ。 本研究では、この遠藤家文書の資料目録を作成し、同資料群の全容を把握するとともに、以後の研究活用における利便性をはかることにする。

平成22年度〜平成23年度

氏名 | 所属 | 氏名 | 所属 |
平川 新 | 東北アジア研究センター・教授 | 佐藤 大介 | 東北アジア研究センター・助教 |
櫻井 和人 | 白石市教育委員会生涯学習課 | 蝦名 裕一 | 東北アジア研究センター・教育研究支援者 |
白石市古文書を読む会 | 天野 真志 | 東北アジア研究センター・教育研究支援者 |

撮影した画像データは公開し、研究成果は逐次学会誌等に発表する。
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