

典籍文化遺産の研究

中国を中心とした東アジア社会・歴史環境を研究する際、木版・活字の印刷及び鈔本類の資料は最も重要なものである。しかし、時代や地域、その伝授の方法によって資料の位置づけも異なった扱いをされる傾向にある。
出版文化資料データベース研究ユニットでは、東アジア出版文化を中心としたデータベース作成を開始することに伴い、データベースのもととなる古典籍の研究、それより導かれるテキスト批判、系統化が必要となってくる。そのため、共同研究を構築し、中国の宋元明清各刊本、朝鮮本、ベトナム本、和刻本及び日本写本、ヨーロッパ活字本・古文書類について書誌・文献学の立場から印刷物・写本の年代や生産過程について検討を加える。
本研究を通し、東アジア諸国の様々な出版資料が、データベースとして使用が出来るようにし、東アジア出版文化学の基盤形成に寄与することを目指す。

2013年度~2015年度

氏名 | 所属 |
磯部 彰 | 東北大学東北アジア研究センター |
佐々木 聡 | 東北大学東北アジア研究センター(専門研究員) |
羅 莞翎 | 東北大学大学院文学研究科大学院生 |
崔 溶澈 | (韓国)高麗大学校中語中文学科 |
潘 建国 | (中国)北京大学中文系 |
陳 正宏 | (中国)復旦大学古籍整理研究所 |
石 昌渝 | (中国)中国社会科学院文学研究所 |
石 雷 | (中国)中国社会科学院文学研究所 |
王 三慶 | (台湾)国立成功大学中国文学系 |

研究会の実施、センター叢書の刊行、データベース公開、展覧会の実施
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