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研究題目
東北アジアにおける辺境地域社会再編と共生様態に関する歴史的・現在的研究

研究内容
本研究は、ロシア・中国という二つの巨大国家の辺境としての特質を持つ東北アジアにおいて人の動きがもたらす地域社会再編を国際情勢が最も激しく変動した二つの時代で比較検討することにより、大国の利害が絡む辺境地域の共生のあり方を考察するプロジェクトである。ふたつの時代とは、19世紀末から20世紀初頭におけるロシアと清の帝国統治崩壊期、20世紀末から21世紀初頭における社会主義体制の崩壊と市場経済化の時期であり、大国の辺境において諸民族の国境を越えた移動が活発になった時期である。国境を越える人の移動に伴い、大国間の国際政治に揺れながら、地域住民の入植者・移民への反発・警戒、そして異質な入植者や移民を受け入れることで形成された新たな地域社会・コミュニティ構築のあり方などが模索された時期である。従来、共時的にしか捉えてこなかった東北アジアという辺境の地域社会・コミュニティー構築のあり方を通時的に捉え直し、東北アジアにおける社会的共生のあり方を考察する試みを、当該地域の歴史学、社会人類学、経済学を含む学際的態勢で取り組む。
本研究は、次の3点を明らかにしようとする。第一に人の移動に伴う不安が地域の反発と警戒をどのように引き起こしてきたのか、第二に入植者や移民をどのように包摂してきたかについて二つの変動期での比較検討をおこない、第三に社会的共生の時代間比較による相違点・類似点の解明と将来展望を検討する。本研究は総括班のもとで研究組織は20世紀初頭の第一変動期の外モンゴルにおける人口流動による社会秩序形成を研究する第一変動期研究班と、21世紀初頭におけるシベリア及び中露国境地域における人口流動による社会秩序形成を研究する第二変動期研究版により組織する。それぞれ現地での文献・フィールド調査を実施するが、その際には現地研究機関の協力を得る。

研究期間
2011年度~2014年度

研究組織
氏名 所属
岡 洋樹 東北アジア研究センター
佐藤 憲行 東北アジア研究センター
今村 弘子 富山大学極東地域研究センター
堀江 典生 富山大学極東地域研究センター
井上 治 島根県立大学総合政策学部
馬 紅梅 松山大学経済学部
雲 和広 一橋大学経済研究所
中村 篤志 山形大学人文学部
柳澤 明 早稲田大学文学学術院

成果の公表
成果は、随時研究会を開催して研究発表を行い、また論文にまとめて学会誌などで発表する。またシンポジウムを開催して報告論文集として上梓する予定である。


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