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研究題目
モンゴルの聖書翻訳をめぐる学際的研究―東北アジア宗教文化交流史の文脈から

研究内容
 2015年は、現存する最古のモンゴル系言語による聖書が出版された1815年から数えてちょうど200年にあたる。本研究会では、この200年にわたるモンゴル系言語の聖書翻訳の歴史を改めて整理するとともに、各版が発行された歴史的背景と社会的意義を、モンゴルを取り巻く東北アジアの宗教文化交流史の文脈から明らかにすることを目的とする。
 現在までにモンゴル系の言語(モンゴル語、ブリヤート語、カルムィク語等)に翻訳された聖書は、改訂や復刻、分冊などを含めると100を超える。本共同研究のメンバーは、これまでそれぞれの専門領域における資料収集とメンバー間の情報交換を通して、モンゴル語訳聖書各版が発行されてきた背景と、各版のあいだの影響関係について、その概要を明らかにしてきた。しかし一方で、モンゴルにおける聖書翻訳の意義を、東北アジアにおける宗教文化「交流史」という文脈において捉えるためには、さらに広い視角が必要であることも明らかになってきた。特に、モンゴル語聖書翻訳事業の背景に、モンゴルにおける仏典翻訳の影響や、モンゴル周辺の諸言語(中国語、ロシア語、チベット語、韓国語、日本語など)における聖書翻訳事業との影響関係などを視野に入れることは必要不可欠である。
 本共同研究では、シンポジウムおよび研究会を開催し、そこで仏教学者や他の言語による聖書翻訳研究者を交えた議論を行なうことで、モンゴル語訳聖書研究の学際的・国際的展開を図る。それによって、メンバーによるこれまでのモンゴル語聖書翻訳史研究の成果を、より広い東北アジアの宗教文化交流史のなかに位置づけると同時に、仏典翻訳や他言語における聖書翻訳に関する研究と接続させる。その際、東北アジア研究センター教授の岡洋樹氏や同センター教育研究支援者のセチンゴアー氏と連携して共同研究を進めることにより、センターにおけるモンゴル研究の蓄積との接続をはかり、それを活用する。

研究期間
2015年度~2015年度

研究組織
氏名 所属
滝澤 克彦 長崎大学多文化社会学部
芝山 豊 清泉女学院大学
金岡 秀郎 国際教養大学国際教養学部
バイカル 桜美林大学人文学系
荒井 幸康 亜細亜大学
ハイ・セチンゴアー 東北アジア研究センター
岡 洋樹 東北アジア研究センター


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