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研究題目
東日本大震災後のコミュニティ再生・創生プロセスと持続可能性に関する実証的共同研究

研究内容
 2011年3月11日の東日本大震災から5年の歳月が経過し、被災地では新たなコミュニティが形成されつつある。それは、仮設住宅を経て災害復興住宅への入居や津波浸水域から高台への移転が進み、防波堤の建設により景観が変化し、インフラの復旧、農地の回復、港湾の整備などが進む中で見出される地域の再生・創生である。しかし、それらは全く新しいコミュニティではなく、震災前の地域社会のあり方や地域資本とも言うべき要素が土台になっている。
 本共同研究は、5年の集中復興期間を終え、復興・創生期間に入ろうとしている東日本大震災後の地域社会において、生業システム、復興ビジネス、文化遺産ガバナンス、記念施設と防災教育、地域コミュニティと民俗芸能、慰霊の国際比較といった視点に注目し、各調査地におけるコミュニティ再生・創生のプロセスを明らかにし、その持続性について多角的に検討する。とりわけ、コミュニティ再生・創生のプロセスが震災前の地域社会における各種資本とどのように関連し、持続性を担保しているのかを明らかにする。そして、その成果を、外部の研究者を交えた学術交流会において発表し、1995年阪神淡路大震災など、国内外における他の災害からの復興過程と比較を行い、東日本大震災の特徴や今後起こるであろう問題の把握、コミュニティ創生への提言などを検討する。
 本共同研究の特徴は、①人文社会科学の異なる分野を専門とする研究者集団によって組織されている点、②研究蓄積の多い、震災による「被害」に着目した研究ではなく、地域社会の再生、「新しいコミュニティ」づくりといった復興プロセスに着目する点、③研究の出口となる社会還元の方法を含めて考える実践的な研究である点、の3点にある。 なお、本研究は、平成27年度「研究所若手アンサンブルグラント第1ステージ」採択課題を継続、発展させたものである。

研究期間
2016年度~2018年度

研究組織
氏名 所属
高倉 浩樹 東北大学東北アジア研究センター
藤岡 悠一郎 九州大学共創学部
ボレー・セバスチャン 東北大学災害科学国際研究所
金 賢貞 亜細亜大学国際関係学部
山口 睦 山口大学人文学部
呉屋 淳子 沖縄県立芸術大学音楽部
稲澤 努 尚絅学院大学
福田 雄 東北大学東北アジア研究センター
久保田 裕道 東京文化財研究所
小谷 竜介 東北歴史博物館
関谷 雄一 東京大学総合文化研究科


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