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研究題目
東北アジアを中心としたアジア地域における動物資源利用問題と「人間性」
-生業、娯楽、奢侈の観点から-


研究内容
 本研究は、東北アジアの動物資源利用問題と「人間性」について、生業、娯楽、奢侈の観点から検討し、動物資源利用を問題化させる「人間性」の本質に迫る。 現代の動物資源利用は、特に資源の乱獲や違法な捕獲といった生業が問題視されている。東北アジアでも高級な毛皮を求めた狩猟は止むことはなく、人間の欲望を満たすために動物資源を娯楽に利用したり、奢侈に利用するといった側面にも及ぶ。同様の先行研究は数多いが(cf. 山田勇ら 2018 『生態資源』昭和堂)、(自然)人類学を援用した動物資源利用問題の根幹を成す「人間性」に踏み込んだ研究はない。また、動物資源利用問題と「人間性」は東北アジアの枠組みだけで捉えられない事象である。そこで、東北アジアの問題を地域横断的な視点から検討し、その動物資源利用問題の根幹を成す「人間性」の本質を捉えるため、アジア地域に焦点を当て比較検討する。
 本研究では、東北アジア(シベリア、モンゴル、カザフ、日本)に焦点を当て、比較対象としてラオスとフィリピンの事例を交え、シンポジウム型の議論を行う。日中露文明圏への奢侈品生産地としての東北アジアや東南アジアの生業、娯楽、奢侈に着目し、東北アジアの「自然・文化遺産の保全と継承」を副題に、生業、娯楽、奢侈の観点から「人間性」を検討し、動物資源利用問題と「人間性」の本質との関わりを究明する。
 このシンポジウムでは動物資源利用問題と「人間性」が資源の持続的利用にとって必要であるという立場に立ち、東北大学の学生など若い世代、そして参加者に、賛否両論分かれうる動物資源利用問題と「人間性」を相対化して考える機会の提供を期待する。
 本研究を進めるにあたり、貴研究所の高倉浩樹教授(予定)にはシンポジウム全体のコメント、大石侑香特別研究員にはシベリアの事例の報告を支援いただけると、本研究における東北アジアの基盤を強化でき、万全の体制でシンポジウムに挑むことができる。

研究期間
2018年度~2018年度

研究組織
氏名 所属
辻 貴志 佐賀大学大学院農学研究科
高倉 浩樹 東北アジア研究センター
大石 侑香 東北アジア研究センター
風戸 真理 北星学園大学短期大学部
野地 恒有 愛知教育大学社会科
広田 勲 岐阜大学応用生物科学部
相馬 拓也 早稲田大学高等研究所
蛯原 一平 国立民族学博物館


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