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研究題目
仙台城の利用実態に関する復元的研究 ―近世東北地方の城郭比較分析―

研究内容
 本研究の目的は、仙台城二の丸および北方武家屋敷地(現・東北大学川内キャンパス内)の復元的研究を通して、地域における歴史遺産の活用のあり方について、人文社会科学の成果を積極的に発信することにある。
  仙台城は重要な観光資源であり、現在では本丸跡においてVRの活用も実施され、仙台城見聞館の展示などで本丸について詳細な紹介がなされているが、二の丸についての紹介はごくわずかである。18世紀以降、二の丸および北方武家屋敷地は、仙台藩主の居館や藩庁、上級藩士の邸宅として機能し、仙台藩の歴史において重要な役割を果たした場所である。したがって、本丸同様にその歴史的実証を地域に還元する必要がある。また、その研究に跡地を利用する東北大学が積極的に取り組むことも学術的な意義を有し、大学史の観点からも有益な課題といえる。
  本共同研究は、当該地域の発掘調査と歴史資料調査を、仙台城二の丸および北方武家屋敷地という場において結集させることに意義がある。仙台城をはじめ近世城郭は、石垣によって特徴づけられ、その軍事的機能、あるいは政治的空間としての機能に目が向けられてきた。しかし発掘された遺物からは生活実態を明らかにでき、藩士の家に残された古文書からは武家社会や人々の歴史的経過を復元できる。近世城郭のなかで展開した社会の営み(生活史)を具体的に析出することが十分可能である。
  仙台から考古学と文献史学の学際的な地域史研究の実証的成果を発信し、東北地方における比較分析をふまえて、全国各地の城下町における近世城郭研究のモデルを提供したい。文化遺産の保存・継承にむけた取り組みとして、方法論を含めた学術の進展と観光資源としての特徴をアピールすることができるものと考える。

研究期間
2020年度~2020年度

研究組織
氏名 所属
野本 禎司 東北アジア研究センター
兼平 賢治 東海大学文学部
菅野 智則 東北大学埋蔵文化財調査室
藤方 博之 東北大学東北アジア研究センター
伴野 文亮 東北大学大学院文学研究科
清水 翔太郎 東北大学史料館
長澤 伸樹 仙台市博物館


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