

東北アジア経済における新たな可能性-物流と環境の視点から

新型コロナウィルス感染症の影響により世界的に政治・経済・社会的に大きいダメージを受けている。外出禁止・海外渡航制限によりヒト・モノの動きがほぼ止まる状態となり、地域間ないし国間の交易・貿易が停滞し、鎖国のような状態が世界的に広まるようになった。感染症の収束に伴い、各国の生産・経済活動が復調されていくであろうが、その影響が長期化する可能性も出ている。とろこが、コロナ禍により人々の生活・マインドセットの変化しつつ、それに伴い成長し、進化を加速している領域もある。飲食・宅配サービスを行っている配送業がその例の一つと言える。モノを移動させる「物流」ともいえるが、エネルギー(ガソリンや電力)を載せて移動させている環境関連産業とも言えよう。東北アジア諸国の経済発展において不安定の要素と不確実性が増しながらも、危機対応から新しい価値が生まれる時期でもあるところが魅力的ある。
本年度は引き続き持続可能な発展の視点から東北アジア地域におけるモノの動き(物流)とそれによって生じるエネルギー・環境への影響、各国が現在置かれている状況を把握し、課題を明確にすることに研究活動を続けて行きたい。

2020年度~2020年度

氏名 | 所属 |
金 丹 | 東北アジア研究センター |
明日香 寿川 | 東北アジア研究センター |
朱 永浩 | 福島大学経済経営学類 |
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